介護サービスの内容

食事

食事はコミュニケーション。食べることの喜びを大切にしながら美味しく食事して頂けます。
それだけでは終わらず、準備から始める日があってもいい。
何を食べたいか?思い出の食べ物などを話し合い、チラシなどを見てお店を決めて買い物に行ったり、自分たちで育てた食材で切ったり、煮たり調理する・出来たものを振る舞う、好きな人と食べる・落ち着く場所で食べる。
ともにやることでそれは作業や業務ではない、お年寄りのこれまで生きてきた知恵であったり、自分たちが教わることの方がはるかに多く、そこから生まれる会話と見せてくれる姿はどんなものよりも料理をおいしくしてくれる。
生きることは食べることであるが、その過程の中で最も大事にしたいのは、「味わう」ということ。
私たちは「口」の中に「未」完成の物を入れ食べている。
私たちは何をもって「味」を完成させるのか。
そのクオリティを可能な限り高めていきたい。
それは誰と食べるかということだったり、どこで食べるか、またどんな話で盛り上がるのかということであったり。
地元で採れた物や、自分たちで育てた食材によって完成するのかもしれない。

入浴

お風呂はリラクゼーションの時。
お風呂は清潔保持だけではなく「はぁ~気持ちいい。」と思える瞬間は疲れやストレスをお湯と共に洗い流してくれる場所。
機械のお風呂か普通のお風呂かを選ぶのではなく、普通のお風呂には当たり前のように入るように、今までの生活習慣を守る。
そしてどんなお風呂に入りたいのか・誰と入りたいのか・一人で入りたいのか・長湯が好みなのか・行水がいいのか、そんな当たり前なことを当たり前に選べるようにする。
時には、温泉、銭湯に行ってもいい。お風呂で裸になり、出る言葉は衣を脱ぎ捨てた本音が聞けるかもしれない。
そのために、私たちはその人のことを知っていなければならないし、介護技術も必要になってくる。
技術が少しあれば、お年寄りも自然な動きで体を動かせ、じっくりリラックスしてお湯につかり、身体も心もリラックスし、ぽかぽかして血流も促される。
昔を思い出し、食欲もわいて、ぐっすり眠れる。初めは少し怖くてもいつしか「昔はこうだったなぁ」と自然に慣れていき、自分でできることが増える。

排泄

排泄はプライドを守るということ。
排泄は私たちにとって、「食べたら出す」という当たり前な行為であり、誰もがしていることではあるが、それを私たちは恥ずかしいと思う。
人には見られたくはないし、知られたくないと思う。
そこに関わらざるを得ない私たちはプライバシーに配慮するということは当然のこととして、守らなければならない事があり、感じなければならないことがある。
「プライドを守る」とは本当の意味でどういうことかを心に置かなければならない。
人を知り、気づくことでわかり、気持ちを察し、それを行動で示すこと。
おむつになるということが諦めになり、意欲もなくなる。人生のブレーキにつながる。
おむつではなく、トイレに座って頂き、気持ちよく排泄して頂きたい。

 

テスリックス

(説明)
タテでもヨコでもにぎれる
手すりがわりに使えるテーブル
背もたれ、安心して座れる

 

 

 

 

 

外出・外泊

みどりが丘ホームでは、外出や外泊などを積極的に行っています。
外出はもう一度、社会や地域とのかかわりを持てる機会です。外出することによって、自分がいろんな人や物とのつながりの中で生きていることに気づかされます。
なじみの人にあったり、見覚えのある景色を見ることでいろんな思い出がよぎります。
一歩足を踏み出した時、そこにはどんな出来事が待っているのか、考えているだけでワクワクしてくる。
日常の中で「ただいま」「おかえり」「行ってきます」「いってらっしゃい」を笑顔で繰り返す事で家になる。
そして帰る場所があるからこそ、行きたくなる。待っている人がいるから帰りたくなる。だから人はまた出かけたくなる。
太陽を浴びることによってストレス発散の効果はもとより、骨を丈夫にする作用や昼夜のバランスと生活リズムを整える作用もある。

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